ショーン・メンデス、新作『Shawn』第1弾「Why Why Why」&「Isn’t That Enough」リリース


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カナダのシンガーソングライター、ショーン・メンデス(Shawn Mendes)がニュー・シングル「Why Why Why」と「Isn’t That Enough」を自身の26歳の誕生日となる東部標準時2024年8月8日(午後8時)に同時リリースし、「Why Why Why」のミュージック・ビデオを併せて公開した。

「Why Why Why」と「Isn’t That Enough」は、ショーン・メンデスがメンタルヘルスに専念するためにワールドツアー『Wonder』をキャンセルした後、2年かけて制作した通算5枚目となるスタジオ・アルバム『Shawn』のリード・シングル。復帰作にファンらから喜びと期待の声が次々に寄せられるなか、力強くエモーショナルな新曲でセルフタイトルの新章の幕を開けた。

愛の喪失と痛み、混乱と葛藤を疾走感あるサウンドと共に描いたカントリー曲調のポップ・ナンバー「Why Why Why」は、「It’ll Be Okay」のソングライターであるスコット・ハリス(Scott Harris)、マイク・サバス(Mike Sabath)、エディ・ベンジャミン(Eddie Benjamin)とともにショーン・メンデスが共同作詞作曲&共同プロデュース。

ツアーの中止と音楽活動の復帰を綴り、失恋の傷心を曝け出す同曲では、繊細で複雑な感情と苦悩を捉えながら、答えを見つけようと葛藤するなかで、感傷的なサウンドからそのすべてを祝福するような高揚感を帯びた明るく前向きなサウンドへと向かっていく。

「Why Why Why」のミュージック・ビデオは、アンソニー・ウィルソン(Anthony Wilson)とコナー・ブラシール(Connor Brashier)が映像監督を務め、カントリーサイドの納屋や森でギターをかき鳴らし歌い、息を吹き返していくショーン・メンデスのありのままの姿を捉える。

「Why Why Why」についてショーン・メンデスはApple Musicのインタビューで制作当時を振り返り「”Why Why Why”にプレッシャーは感じなかったが、僕がスタジオでひどい不安に襲われ始めたら、その後素晴らしい曲が生まれるに違いないというアルバム制作中のジョークが現実になった一曲だった。そうした不安はある種の好転反応であり、突破口が開かれるはずだから」と語る(※追記、インタビュー映像がYouTubeで公開「Shawn Mendes: New Album, “Why Why Why” & “Isn’t That Enough” | Apple Music」)。

「『なぜ、なぜ、なぜ』という言葉には、何かアンセムを思わせるものがあった。まるで叫びのようだった。何だか分からないけど、とにかく力強くて美しいと感じたんだ」

また不完全性の受容を歌った「Isn’t That Enough」について、彼はこの歌はファンや人々との会話のような歌だといい、「『やあ、調子はどう?』と聞かれてこう返す必要があった。『大丈夫。すべて順調だ。うまくいく。大丈夫だよ』とね」。

全12曲を収録し、前作『Wonder』からおよそ4年ぶりとなるニュー・アルバム『Shawn』(記事)は2024年10月18日にリリース。本作についてショーン・メンデスは自身のSNSで次のようにコメントしている。

「音楽は本当に薬になる力があるんだ。2年前、自分が何者なのか全くわからないような気がした。昨年は、完全なパニック状態に陥らずにスタジオに入ることができなかった。だから今、12曲の美しい曲が完成してここにいられることは、本当に贈り物のように感じるんだ」

「友人や家族に心から感謝している。人生は残酷なこともあるけれど、心から信頼でき共に歩んでくれる限られた人たちがいてくれるおかげで、人生はより素晴らしいものになるんだ」

「僕がそうであったように、このアルバムが皆さんにとって地球を身近に感じる温かい気持ちになってくれたら嬉しいよ」

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